反対側も、やっちゃうよっっ。
2020-05-22
※写真をクリックすると拡大します。↑
そう。手つかずだった提体の反対側を始めたいと思います!
裏側は住宅街になっていて、提体のすぐそばにも民家があります。
これまでは草が生い茂っていたとはいえ、裏側も土の状態です。
こちら側は土留めブロックを積んで強い擁壁を作っていくようになります!
工程がたくさんありますが、サクサクいきますよ~
まずは床掘(とこぼり)です。
積みブロックの基礎となる部分を掘る作業ですね
周りより1段掘り下げて溝のような形をつくり、そこへ基礎を作ります。
床掘ができたら、丁張りをします。(写真上段右)
おぉっっ。。。一気に木の杭が乱立しました
土留めブロックをこの傾斜に沿って積んでいくようになります!
それから、床掘に砕石を敷いて転圧。
これでコンクリートを打設する土台が安定しましたっ。
そこへ型枠を組んで基礎コンクリートを打設しますよ
上の一番最後の写真が基礎コンクリートの出来上がりです。
形が水平ではなく、台形になっているのが分かりますでしょうか??
ブロックは傾斜になるように積んでいくので、基礎も斜めになっているんですよ。
ちなみに、この形のコンクリートは硬めのコンクリートを使っていて、バイブレーターで気泡を抜いた後に手作業で形作って仕上げているんです
さすがの職人技ですね
おやおや。。。出来上がりの写真を見てみると、基礎コンクリートが2本見えますね~。
これがどんな形に仕上がっていくのでしょうか~。
続きは次回です♪
【おまけ】
上記の施工中、提体てっぺんにいくらか土を戻して転圧作業をおこないました。
流用土といって、今回元々この場所にあった土を戻しています。(工事中に掘った土です。)
土木工事では土を掘削することは日常作業ですが、今回の様に現場で出た土が再利用できる時には流用土としてそのまま使ったりもするんです。
強度などの問題もありますので掘った土の状態が悪いと再利用は出来ません。
また、同じ場所の土でも層によって使える使えないがあったりもします。
この現場では堤体の下の方は砂質で流用に向きませんでした(最初の掘削で崩れたあたり)が、
上部は粘土質で流用可能だったので再利用しました
まだ護岸コンクリートの高さまでは足りていませんが、少し地面が高くなりました
皆様、ありがとうございました。