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大型ブロック積みが進んでいます。

2023-04-28
こんにちは
前回は護岸本体となる大型ブロックの1段目を設置するところまで進んでいましたね。
その続きからお伝えします

写真をクリックすると拡大します。
大型ブロックの背面はこんな感じ。
ブロックの背面と内側にはどちらも砕石を詰めます。
背面の砕石埋め戻しができました。
ブロックとブロックの繋ぎ目はコンクリートを打設します。
護岸ブロックの端はこんな感じでコンクリートで止めています。
1段目の大型ブロックを並べて設置した背面が上の写真1枚目です。
ブロックは、平坦なところにそのまま並べるだけで護岸の斜面が作れるように平行四辺形の形をしていますね
この背面と、大型ブロックの内側はどちらも砕石を入れて埋め戻していきます

ちなみに内側は全てが砕石ではなく、ブロックとブロックの繋ぎ目にある空洞だけはコンクリートで打設していきます。(写真4枚目の位置です↑↑)

これは川からの水圧と背面の土圧でブロックがずれない為です。
コンクリートでブロックを一体化させるのと同時に、重さもプラスになりますからね

また、ブロックの端はそのままではなく、これまたコンクリートの壁で止めています。(端止め・はしどめコンクリートと言います。写真5枚目↑↑)
いつもはコンクリート打設をする時にはパネルで型枠を組んで最後に外しますが、今回の型枠はいつものとは違います

ちょうど写真中央上部あたりに凹をひっくり返したような形のブロックがありますね。このブロックを前後に置いて(写真に写っているのは後ろ側です)サイドは薄い板で型枠を作っています
ブロックも薄い板もどちらもコンクリートで出来ているので、生コンクリートの硬化後も型枠を外す事(脱型)なくそのまま完成物として一緒に残置できるんです

少し前の記事の基礎コンクリートで使用した笠コンクリートと同じ役割ですね~。
狭い場所での施工や複雑な形のコンクリートを作るときなどに使われるんですが、脱型がないのでとても効率的です
2段目も並べました!
ブロックとブロックの繋ぎ目。ここは生コンクリート打設です。
左右の隣だけでなく、1段目と2段目も1回の打設で一体化させています。
ブロックの内部は砕石です。
続いて3段目も同様に施工します。
端止めコンクリートはこんな感じです。
3段目まで完了~!!
1段目の埋戻しとコンクリート打設が終わったら、続いて2段目のブロックを並べて設置していきます。
その後の施工は1段目と同様です

ブロックの背面と内側は砕石、繋ぎ目のスペースにはコンクリートを打設します。
繋ぎ目のコンクリート打設はちょっとした工夫がされていて…(工夫とは言わないかな?)※上の写真2枚目を見てみてください。

繋ぎ目の中を覗いてみると、1段目のブロック部分まで空洞なのが分かりますか??
分かりにくいですが、拡大してみるとブロックとブロックの繋ぎ目のラインが縦にも横にも見えると思います。

これは横並びのブロックだけをコンクリートで固めるのではなく、1段目と2段目の上下も一緒に固めるためです
なので、1段目の上半分~2段目の下半分(中央)までを1回の打設でおこないます
(写真3枚目、2段目の真ん中くらいまでしかコンクリートを打設していないのが分かりますよね。)

端止めコンクリートもちょっとずつ上に上に積み重なっていっています。(写真6枚目)
この部分は先ほど説明した通り、脱型の必要がない型枠の方法で施工していますので、50cmの高さずつの施工をしています

そうして3段目までの施工が完了しました!!

本日も無事に、無事故・無災害で作業を終える事が出来ました。
ありがとうございました!

 
 
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