深礎工、半分到達しました!
2022-08-09
カテゴリ:【P8】
こんにちは
本日はP8の様子をお伝えします
前回、掘削5mの深さまで到達していました。
それから少し進んで、ライナープレート12リング目。
地下6mのところまできました
ここで掘削の手を止め、少し違う作業を・・・
右のイラストにあるように、掘った穴とライナープレートの間には多少なりとも隙間があります。
この隙間をきっちりと埋めて地盤と一体化させるために、グラウト材を注入します。
グラウトとは、英語で「仕上げ塗り」という意味らしく(調べました)亀裂や隙間の補修に使う材料全般のことを「グラウト材」といいます。
補修して仕上げる、という意味で「グラウチング」などと言うそうです。
グラウト材にはモルタルや薬液、ガラス、合成樹脂など色々な種類がありますが、今回はモルタル(セメント系)を使って地盤とライナープレートの隙間を固めたいと思います
(専門的な内容を分かりやすく説明したつもりだけど、文章が長くなるから読みにくいですよね。。。難しい)
※写真をクリックすると拡大します。
地盤とプレートの隙間にきちんと隙間なくグラウト注入出来ているかを確認するための配管を数か所に取り付けました
隙間にグラウト材がいき渡ったら、逃げ場がなくなって配管から溢れてくる仕組みです(空気の逃げ穴って言った方がわかりやすいのかな~?)
そしてグラウト注入が完了したら、ここまでの出来形確認です発注担当者さん立会いのもと、きちんと垂直に穴が掘れているかを測定しました。
写真は中心のズレを測定している様子です。
地上(掘り始め?ライナープレートの一番上)円の中心と、地下6m(今いる穴の底)の円の中心がズレていないかを測っています。
まだ深さ半分の地点ですが、実はライナープレートでの施工はここで終了になります
ここから下はライナープレートを使わず、また違った施工方法で掘削壁面の処理をしていくことになるんです。
とはいえ、掘削はまだまだ進めていきますよ
そして、ここから下はこれまでより更に硬い地盤になってるので、大型の削孔機や割岩機などを使っていきます
岩を砕くといったら、振動で砕き、大きな音がするというイメージではないでしょうか。
今回使用した、「ダルダ」という割岩機は油圧を使っているので、なんと無振動・無騒音なんです
まず、削孔機で地面に数か所穴を開け、その穴に割岩機を差し込み油圧によってこの穴から地面にヒビを入れていきます。(大きく割るイメージですね。)
上の写真4枚目で地面に大きなヒビが入っているのが見えます
こうしてざっくりを大きく割った後に、運び出しが出来る形にバックホウで更に小割りにしていきます
岩地盤の掘削は地道な作業になりそうです~。
本日も無事に、無事故・無災害で作業を終える事が出来ました。
ありがとうございました!