橋脚本体のコンクリート打設!1ロッド目。
2022-08-09
カテゴリ:【P3】
生コンクリートを流し入れるのは型枠の上5.4mの高さからになります。上の写真にあるように、ホースを一番下付近まで下ろして生コンクリートを流します。
(上からボトボト落とすようなことはしませんよ)
ここでもカラーテープが活躍してくれていますねバイブレーターと同じく、ホースの筒先が型枠のてっぺんからどのくら下にあるかが確認できます
今回はフーチングの倍以上の5.4mですからテープも10か所にマーキングしていますよ~
上の写真2,3枚目は3層目と4層目の締め固めの様子ですが、バイブレーターのテープの色も違っていますよね。
打設が進むにつれて、1層分の50cmずつ差し込む深さが浅くなっているので色が違うんですね
ちなみに、前回の記事で打設中の生コンクリートは温度管理をしていると紹介しました。
前回紹介できなかった写真も今回は一緒に載せています(直射日光が生コン車に当たらないようにシートで遮っているところです。)
こうして50㎝ずつの打設を繰り返し、1ロッド目(5.4m)が完了しました~
打設後すぐに「打継ぎ面処理剤」の薬剤を散布しました。
「打継ぎ面処理剤」とは、次の2ロッド目との境目の強度を上げてくれる薬剤です。
同じ事の繰り返しになりますが、20mの橋脚は一気にコンクリート打設が出来ません。数回に分けての打設となると、1ロッド目(←今)が硬化し、2ロッド目の打設となります。
上に上に継ぎ足して作っていくとはいえ、やはり境目は強度が下がってしまいます
それを補強するための薬剤が「打継ぎ面処理剤」というわけなんですね
もちろん、フーチングと1ロッド目の境目にも散布していますよ。
そして、ここでコンクリート打設は休憩し、一旦足場を撤去しました~
足場がなくなったことで、現状がよく分かる写真が撮れました
フーチングは硬化が完了していますので、型枠も外れてコンクリートが"お目見え"です
(1ロッド目は今打設したばかりなので、まだ型枠はついたまま。)
その後、再び足場を組み立て。今度は完成予定の20m上まで足場を組んでしまいます。
今、下から伸びている主筋(一番太い鉄筋)は約10mなので、この後もう1本繋げて更に10m上に伸ばします。(それで20mの高さになりますよね)
なので、足場はもうてっぺんの高さまで組んでおきます
スッキリした姿が見えたのはほんの一瞬でした
本日も無事に、無事故・無災害で作業を終える事が出来ました。
ありがとうございました!