橋脚の鉄筋も組みます!
2023-10-20
こんにちは
前回の続きをお伝えします
前回、一部足場を組み立てたところで終わっていました。
フーチングのコンクリート打設前に、橋脚本体の鉄筋も一部組み立てをするためでした
※写真をクリックすると拡大します。
ちなみに今設置されてる足場は、上の写真のような感じです。
今回の工事で前回と違うところといったら、今回の掘削の方がとっても深いこと
ということで、元々の地盤から設置された足場までも仮設材で繋がりました※前回も同じ感じだったんですが、今回は高さ(深さ?)が違います
上の写真で手前部分が元々の地盤の高さなんですが、深い穴を掘ったので元の地盤がとても高い位置に感じます
そして組立の完了したフーチング部の鉄筋を見てみるとなんだか小さな部材がたくさんついています※右上の写真
これはスペーサーといって、これから組まれる型枠と鉄筋の隙間を均等に保つものなんです
鉄筋コンクリートを作る時には、鉄筋からコンクリート表面までに「かぶり」という部分が必ず必要で、その「かぶり」を確保するためにこうしてスペーサーを入れているんです
これはコンクリートの強度を確保するためのもので、例えばかぶりがなく鉄筋がコンクリートから出てしまっていると、雨が降ったりして鉄筋が濡れて錆びたところから強度が落ちたり劣化が進んだりしてしまいます
かぶりが薄すぎても薄くなった部分のコンクリートの強度が落ちますし、そういった事がないようにスペーサーを入れて「かぶり」厚を確保しています
ちょっと話がそれてしまいましたが、橋脚の鉄筋組みに戻ります
先に組んでいる足場の内側で鉄筋を組み立てるために、クレーンで吊って上から下ろしながら組んでいきます。
内部は狭いので、組んでいるところはちょっと飛ばして出来上がった写真を・・・
そして、鉄筋を組んだ後にフーチング部分の型枠を組みましたこのあとコンクリートの打設をするのは、まずフーチング部分のみなので、型枠もそこだけです。
上の写真2枚目で、下から上に伸びている鉄筋が橋脚本体の鉄筋で今回使用する鉄筋の中で一番太い「主筋(しゅきん)」というものになります。
1枚目と3枚目の写真を見比べてみると、足場の内側に主筋が何本も飛び出ているのが分かるかと思います
これより上はまた施工が進んで来たら鉄筋をつぎ足ししていきます
今回も使用している主筋の太さは51mm。
前回同様、複数種類の太さと多くの鉄筋を使って組んでいますので、使っている鉄筋の太さも箇所によって間違いないかをきちんと確認します
次回はフーチング部分のコンクリートを打設していきますっっっ
本日も無事に、無事故・無災害で作業を終える事が出来ました。
ありがとうございました!