鉄筋を組みました。
2023-10-13
こんにちは
前回の続き。本日から橋脚本体の鉄筋を組んでいきます
前回の最後でたくさんの鉄筋が搬入されてきましたが、全て真っすぐな状態で届いていますので、最初に現場で必要な形に曲げ加工していきました
※写真をクリックすると拡大します。
こうして現場で曲げ加工した鉄筋を組み立てていきます
ちなみに、前回作った均しコンクリートは10.2m四方の大きさでした。その上にこれから作るフーチングは1辺が10mちょうどなので、左右の余裕が10cmずつしか無いという事になります。
なので鉄筋の外枠も結構いっぱいいっぱいです去年作った橋脚も同じ感じでした
「フーチング」については簡単な図を載せていますが、イラストの通り橋脚の土台となる地面に埋め込まれる部分で、橋脚よりも広い底面となっています。※去年のイラスト転用です
横から見るとTを逆さまにした形ですね
地盤と接する面が広くなることで上に出来る構造物の荷重を分散させる役割をしていますよ
鉄筋は底面と立ち上がり側面にたくさんの鉄筋を網目状にして組んでいき・・・交差部分は結束線でしっかりと固定します
1本10mの鉄筋で、1辺10mの底面から側面の立ち上がり部分までは作れないので、底面中央辺りで鉄筋を圧接して繋げています
圧接した箇所は歪みやズレ、傷などを調べて強度がしっかりあるかどうかを測定してチェックしています
圧接部分の試験が終わったら、フーチング全体の鉄筋を組み上げて、鉄筋組立完了です
ここから先の施工も以前と同じで、フーチング部分の鉄筋が組めましたが、ここで型枠を組んでコンクリート打設!とはいかず。。。
先に、更に上に鉄筋を組んでいくための足場を設置します
コンクリート打設や鉄筋の組立は何回かに分けて行いますが、最終的に一体化した一つの構造物とするためには、中の鉄筋は繋げておく必要があります。
(フーチング部の鉄筋だけ組んでコンクリート打設したら、フーチングの上に橋脚が「乗っている」状態になってしまいます)
なので、先に足場を組んで更に上・橋脚本体の鉄筋を一部組み立てていきます
が、本日は足場の設置が完了したところで終了です
本日も無事に、無事故・無災害で作業を終える事が出来ました。
ありがとうございました!