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再びダウンザホールハンマー?!

2022-07-07
カテゴリ:【P8】
断面で見るとこんな感じです。
こんにちは
さて。前回、終わったはずのダウンザホールハンマーが再び登場して終わっていましたね

一体、どこを施工中かと言いますと・・・
P8橋脚本体部分になります

P8橋脚を施工するここの地盤は右の図のようになっていて、全体的に岩盤層ではあるんですが、地上から浅い部分は岩盤でも「軟岩」という軟らかい岩の層になっています。

そこで、P8橋脚は基礎の部分を「深礎杭(しんそぐい)」という大きくて深いコンクリートの基礎杭で作るようになっているんです
杭の大きさは直径6m×長さ11mの円柱形。

コンクリートを打設するために、ここからまず11m下まで掘削をする必要がありますよね。
しかし、図の通り軟弱層の下は硬い支持層です
これでは簡単に掘削とはいかず、岩の層を砕いてはつって掘り下げていかないといけません
(ちなみに軟弱層も軟岩という岩の層です。)

そこで、ダウンザホールハンマーなんです
深礎杭となる円の中を数か所、砂に置換えてやって少しでも掘削をしやすくしよう!という目的です

※写真をクリックすると拡大します。
クレーンで吊って打ち込みます。
地上に出ているハンマーの長さから打ち込まれている深さを逆算します。
掘削が始まりました。
掘削した土はクレーンで仮置場へ移動させます。
直径6mの円の範囲内に6か所、ダウンザホールハンマーをおこないました。
地上に出ているハンマーの長さから、地中に打ち込まれている長さ(深さ)を逆算します
深礎杭の長さが11m。同じ11mまで砂に置換えます

そして、ダウンザホールハンマーが完了したら、掘削開始(写真3枚目)
掘削範囲の円形が見えるかと思いますが、ここから11m下まで深~~~い穴を掘り進めます。
※なんですが、まだ本格掘削ではなく今はまだ次の工程の為に必要ない土を避けている感じです。

最初は土なので、はつる必要はありませんバックホウで掘削です。
ただ、ここにはダンプは入れませんので、いつものように掘った土をそのままダンプの荷台へ・・・という流れ作業が出来ません

今回は、ダンプが入れる桟橋手前に土の仮置場を設置し、そこまではクレーンで吊って移動させますどっちにしても掘削が進み深くなってきたら、穴の底から掘削土を取り出すにはクレーンでないと持ち上げられません

掘削の際、土留として使用するプレートが搬入されました。
1枚はこんな形です。
この後、掘削と一緒に使う材料も搬入されてきました~
6mの円形を下に掘り進めていきながら、このライナープレートを掘れた穴の壁?にあてて円形の筒を作ります。

そうして出来たライナープレートの壁が土留めとなります1枚の高さは50cm程なので、50cm掘れたらプレートを設置。といった感じで土留めを作りながら掘り下げていくようになります
その様子は、また次回をお楽しみにっっ

本日も無事に、無事故・無災害で作業を終える事が出来ました。
ありがとうございました!
 
  

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