更に掘り進めていきます。
2022-02-11
そして、今回の工事では新しくICT建機の導入をしています
芦野組では数年前から測量の際にレーザースキャナーを使って画像と位置情報を取り込み3D画像を作成、完成の図面も3Dにしたものと重ねて土量を計算。というようなICT技術の活用をしていました。
それに加えて今回のICTはバックホウに測量器機やナビゲート用の画面を設置しています。
ここには、掘削していく範囲や深さ、数量などをあらかじめデータとして取り込んでいますので、あとどのくらい掘削をすれば良いのかなどが画面でリアルタイムに確認しながら作業をする事ができるようになっています
今回の工事でオペレーターをしてくれている技能者さんはベテランで技術力の高い方ばかりですが、支保工の奥(深い場所)は作業箇所が見にくい事も多くありますし、とても便利な技術ですよね
こういった最新技術を出来る限り導入して活用していけるように取り組んでいますので、ぜひぜひ若い方にも入社して欲しい~!と日々思っております。
いや、こーいうの使いながら重機操縦するのって、ベテランの年配の方にとっては億劫な部分も多いと思うんです。(←もちろん人によると思いますが、芦野組年配社員の声で実際にありまして)
でも若い方にとっては、ぶっちゃけ(←死語?)楽しいと思うんで興味もってもらえるととても嬉しく思います
ちょっと話がそれましたが、こうした技術を活用しながら施工範囲の掘削も完了しました
そして、ここからは掘削が終わった部分へ降りてきまして・・・
鋼矢板で囲まれた空間での施工になります。
ここまでで、川の水面より低い位置まで掘削を進めてきました。(実際に水面との比較は出来ませんが)
次は何をするかといいますと。。。
新しい護岸となるブロックを積んでいくんですが、その起点となるラインへ床掘(とこぼり)を行います。
さて、床掘とは・・・「構造物の設置などを目的に、施工基面より掘り下げること」なのですが。←言葉が難しいですよね
簡単に言うと、構造物を設置するときの根元?根っこになる部分ですかね~。最終的には埋め戻してしまって、土に隠れて見えなくなる部分を言います。
コンクリート擁壁でもなんでもそうですが、地上にドカッと作って地面の上に乗ってるだけの状態では動いてしまったり、しますよね。
そうならないために「地球に固定する部分」みたいな、ね
そして、ここでもICTを活用しています
上の写真にあるように、床掘用の角バケットでの施工にもGPSやナビゲーションを使って掘り下げる深さや幅を確認しながら行いました。
タブレットの写真を拡大してもらうと良くわかると思いますが、床掘をスタートする設計高さとバックホウが今いる高さのズレなども表示されているので、ミリ単位できっちりとした施工が可能になるんですね~
さて、こうして床掘までが完了しましたので、次回はまた次の作業をお伝えしたいと思います
本日も無事に、無事故・無災害で作業を終える事が出来ました。
ありがとうございました!