コンクリートの壁を作ります!
2022-01-21
こんにちは
前回のブログでお伝えしたとおり、本日からはコンクリートの壁を作る作業をお伝えしていきたいと思います
さて、最初に行う作業についてですが・・・
正解は「均し(ならし)コンクリート」でした
分かった方は芦野組ブログ通??土木通??
(ブログでは均しコンクリートはあまり紹介してないかな)
ちなみに「均しコンクリート」とは、言葉どおり
コンクリート構造物を作る場所を水平に均すためのコンクリートです
コンクリート構造物をつくる場所の基礎となるため、「基礎コンクリート」とも言われます。
今回の施工場所もそうですが、土木の現場でコンクリートを打設するといったら下は大体土ですよね。
下が凸凹した土では水平に安定したコンクリートを打設する事が出来ません
なので、まず薄いコンクリートを打設して土台を安定させるんです。こういう目的である事から、均しコンクリートには強度は求められてません。ので、強度試験もおこないません。
また、この上に作るコンクリート構造物の位置の目印をつける「墨出し」作業の為にもなるんです
※土の上には目印の線も書けませんからね
では、写真をどうぞ↓↓↓
※画像をクリックすると拡大します。
まず、最初に基礎砕石を敷きました。
これは、均しコンクリートの下の地盤を安定させるためのものです。
いくら均しコンクリートで平坦にしても、コンクリートを支える元々の地盤が安定していないと、均しコンクリートから傾いてしまう可能性もあります
この前の工程で、ダウンザホールハンマーにより砂置換を行い、鋼矢板を圧入していますよね。こうした作業で地盤が乱されていて沈下しやすくなっているため、きちんと安定させるためにも基礎砕石は必要なものなんですね
その上に、均しコンクリートを打設します
鋼矢板を挟んで両サイドに打設したら、養生で固まるのを待ちます
数日後。。。
固まったので、型枠を外して均しコンクリートの完成です
厚さは10㎝です
これで、メインであるコンクリートの壁を作る基礎が出来ましたで、次にコンクリートの中に入る鉄筋を組みます
今壁を作っているこの場所は、両サイドのように土地がなく少し低い位置になってますよね。
それを、これから作る壁で両サイドの土地の高さに揃えます。
そのため、この部分は壁が高くなっているんです
鉄筋を組んでいる作業員さんの身長を比べてみても、鉄筋の高さが2mを越えているのがわかりますよね
この高さのコンクリート壁が出来上がるという事ですっっ
それでは本日はここまで。次回をお楽しみに
みなさま、ありがとうございました。