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堤体本体の盛土を進めます!

2021-02-25
あっちにいったり、こっちにいったり作業箇所が毎回変わって目まぐるしいのですが、本日は堤体の盛土のお話です    

これまで、筈堀(はずぼり)という一番低い部分の盛土だけが終わっていました。
その続きをしていきます  
 
※写真をクリックすると拡大します。
元の堤体と隣接してる部分は鋼土で盛土。
転圧回数も8回と多いです。
鋼土の外側は甲雑土で盛土。転圧回数は6回です。
そして、ここからは盛土をしていく土の種類が2種類になります  
筈堀に使用したのは「鋼土(はがねど)」という遮水性の高い(水を通しにくい)土でした。
堤体の中心部で頑丈に作る必要があるので、鋼土を使っています。

あともう1種類は「甲雑土(こうざつど)」という鋼土よりも水を通す土です。

新しく提体を作るとき、堤防の高さから天端(てっぺんのことです)の幅や斜面の勾配は決まります。
→堤体全体の大きさが決まるという事ですね。

そして、次に鋼土で作る必要がある最小値を出します。
池の大きさ、水の量からしっかりと水を止める為には鋼土の盛土をどれだけする必要があるのか、という事です。

そして、全体の大きさの内、鋼土で作らないといけない部分以外を甲雑土で作る、という形です。

以前のため池工事でも、土の種類について書いてますので、よければコチラもご覧ください  →土の種類が入り混じった盛土

上の写真では、まず堤体内側(元の堤体と隣接している部分)に鋼土で盛土をして・・・
1層出来たら、今度はその外側(池の水と接する部分)を甲雑土で盛土をしています。
鋼土を盛土したら・・・
続いてお隣の甲雑土。高さも一緒に上がっていきます。
一定数盛土したら透水試験と→
密度試験をセットで行います。
これを繰り返し、鋼土が幅3m弱・甲雑土が幅約4m。
あわせて7mくらいの幅で堤体が少しずつ出来上がっていっています。
※上にいくにつれて傾斜で幅も狭くなっていきます。

そして、大切な大切な品質管理です    
盛土が一定数進んだら、きちんと土が転圧されて水を通さない堤体が出来ているかを現場試験で確認します  

まだまだ続く盛土は、まだ始まったばかり。。。
これからどんな景色になっていくのか、楽しみにしていてくださいね    
定期的に定点写真も載せたいと思います  

本日も無事故・無災害で作業を終えることが出来ました。
皆様、ありがとうございました。
 
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