基礎コンクリート打設中です。
2020-03-17
※写真をクリックすると拡大します。↑
ハット型鋼矢板の打ち込み、完了しました。
鋼矢板をアップにしたのが左上の写真です。
板の上にボルトが取り付けられているのが分かりますか?
今度はこの上に、前回最後に運ばれてきたコンクリート二次製品を設置していきます。
これから鋼矢板の上にブロックで提体を作るのですが、矢板だけでは基礎として支えるのに細いので、矢板の周りにコンクリートを打設して基礎をさらに固めます。
そのために、本来は型枠を組んでコンクリートを打設するのですが、今回はその代りに「笠コンフレーム」と呼ばれるこのコンクリート二次製品を使いました
これだと笠コンフレームの中に直接コンクリートを打設出来るので、現場で型枠を組む必要がなく工期の短縮になるんです。
また、そのまま土の中に置いておけるので、型枠のように外す手間がなく複雑な形のコンクリートも1回で打設ができるんでるよ!
(下の図にありますが、今回の様にT型にコンクリートを打設しようと思ったら、幅の狭い下の部分と幅広の上の部分の2回に分けて打設する必要があるので、型枠組外しと固まるまでの養生の期間もそれぞれ2回分必要になります。)
笠コンフレームを設置して、周りを土で埋め戻したら、上からコンクリートを打設して一気に基礎をつくります。
イラストの断面図を見ていただくと分かりやすいかと思いますが、コンクリートを打設する範囲は笠コンフレームの内側だけでなく、もう少し広い範囲を打設しています
そして、提体の端はコンクリートの壁で止めをするために、両端には壁の型枠を組みこちらもコンクリートを打ちました。(写真左)
いつものように、使われる生コンクリートが既定の数値をみたしているかの試験も行っていますよ
スランプ試験では、バケツ型の容器に生コンクリートを入れて、ひっくり返して型をゆっくり引き上げます。
この時、生コンクリートが流動性が高くゆるい(液体に近い状態だ)とバケツの形を保てませんよね。逆に粘性が高い(個体に近い状態だ)とバケツの形を保ったままです。
試験では生コンクリートの山がどのくらい下がるかを測り、決められた範囲内にあるかで品質を確認しているんです
養生期間を経て、コンクリートが固まったら次の作業へ進みま~す
本日も無事故・無災害で作業を終えることが出来ました。
皆様、ありがとうございました。