斜樋階段が半分出来ました。
2019-06-08
前回、洪水吐の施工風景をお伝えしていきました。
まだまだ途中なんですが、その洪水吐と並行して施工していたのが
「斜樋階段」です。
以前「樋管」についてお話したのを覚えていますか??
樋管の中でも提体の中に埋まっている「底樋」の施工風景をお伝えしました。 →樋管についてはコチラ
そして今回は、樋管の中でも池の斜面(法面)に沿って設置されている「斜樋」についてです。
池の提体も盛土を重ねて高さが増してきましたので、その斜面に管を設置していきました。
※写真をクリックすると拡大します。
まずは斜樋を作る部分に、ならしコンクリートを打設します。
コンクリート構造物を作る時のお決まりです。
ブログを読んでくださっている方には慣れた工程になってきたかな??
ならしコンクリートが完成したら、その上に樋管(斜樋)を設置します。
写真上段右の赤丸部分が、以前作った底樋の先端部分(吞口)です。
今作っている斜樋が赤丸の吞口付近とつながる様になります。
※吞口自体は少し前に飛び出していて直接池の水を吸い込むので、それより内側で斜樋とつながります。
水位が高いときは、斜樋管から垂直に分岐している管の栓を開けて池の水を吸い込みます。
そして、斜樋管も表には出ず、コンクリートの中に埋められてしまいます。(ここが池の中に降りていく階段になります。)
型枠を組んでコンクリートを打設しました。
斜樋階段の踏み板部分以外が出来ました。
斜樋管はもうコンクリートの中です
その後、最後に階段の踏み板部分を打設しました。
階段が出来上がってみると、管はすっかり隠れてしまい
踏み板部分に丸い栓だけが見えている状態です。
この栓には開閉のためのチェーンがつきます。
池の水位が高くなれば、階段の下の方は水の中・・・ですよね。
この階段を上から降りてきて、水面まできたら水面から一番近い栓のチェーンを引くと、開栓して池の水が樋管を通って池の外へ排出される仕組みです
実は今回作った階段は、今出来ている提体の高さまでなので、まだ半分くらいです。
これからまた盛土を繰り返して、残りの提体が完成したら上半分の斜樋を作りますよ。
その前に、次回は洪水吐の続きをお届けしますね
次回で完成するのか?! 洪水吐!!
お・た・の・し・み・に。
本日も無事故・無災害で作業を終えることが出来ました。
皆様、ありがとうございました。