伸縮装置を設置します!(続き)
2019-02-02
伸縮装置設置、後編です!
前回、伸縮金具を設置するところまでいきましたね。
その後、一旦清掃でほこりなどを綺麗にしてから
金具部分を伸縮材料で覆っていきます。
まず、覆う材料がしっかりと周りのコンクリートやアスファルトと接着するように薬剤(プライマーといいます。接着剤ですね)を塗っていきます。
金具の隙間からまんべんなく塗る為に手作業で丁寧にすすめていきます。
それから金具とコンクリートの隙間部分へ弾性のテープを敷いていきます。
金具からの振動が直接橋本体のコンクリートへ響かないようにするクッションの役割です。
そして、これまた弾性の合材(ファルコンといいます)で覆っていきます。
弾性合材を全面に敷き詰めたら、その上に伸縮シートを敷きます。
写真真ん中で色が灰色に見えるものがそうです。
そして、再び弾性合材で覆います。
伸縮シートを合材でサンドイッチした状態ですね!
今回の伸縮装置は露出型といって、路面に伸縮装置が見えている状態を言うんですが・・・
これまでの手順を読んでいて、
「いやいや、装置埋まっとるが!」と、思った方おられますか??
最後に覆った弾性合材。
両面のアスファルトと同じような色をしていて、埋め戻したように見えますが、
この弾性合材も伸縮装置の一部なんです。
言葉のとおり、材料自体に弾力性があって、この伸縮部全体で衝撃を逃がしていく役割をしてくれます。
色も似ていて写真だとわかりにくいですが、決して失敗や後から取り繕ったやり方ではないんですよ!!
これにて、橋の伸縮装置の設置完了です。
設置には2日間かかりました。
これで、いよいよ工事も完成に近づいてきましたよ~。
本日も無事故・無災害で作業を終える事ができました。
みなさま、ありがとうございました!