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伸縮装置を設置します!

2019-02-01
アスファルトを切っていきます。
カッターで切ったライン内側のアスファルトをはがします。
橋の既設部と新設部の境目が再び出てきました。
前回の終わりで、舗装後の工程は橋に必ず必要なものです、考えてみてくださいね。
と、言いましたが・・・・
 
タイトルに答えを入れてしまいました舌をだしたニンマリ顔
 
そうです、伸縮装置です!!
 
車で走っていて、信号や渋滞で橋の上で停まった事、ありませんか??
コンクリートで出来た大きな橋でも、停車していたら(走行中でも)、揺れを感じますよね。
 
車両や歩行者が通行する時の衝撃は振動で橋に伝わります。
コンクリートやアスファルトで全面固められていると、その衝撃力の逃げ場所がなくなってしまい、コンクリートやアスファルトがひび割れしたり、最悪の場合は橋が折れてしまいますよね。
 
なので、橋には必ず伸縮装置というものがついていて衝撃を逃がす仕組みになっています。
大きな橋だと走行中に、一定の区間ごとにアスファルトでなく境目のラインのようなものがありますが(走っていてガタンと段差を感じることもあるかもしれません)、それが伸縮装置です。
 
今回は既存部と新設部の間に設置していきます。
 
前回アスファルト舗装で綺麗に仕上げたばかりですが、伸縮装置を設置する部分をカッターで切り、はつり機でアスファルトを砕きはがしていきます。
 
橋の既存部と新設部の間は数cmあいています。この隙間も衝撃を逃がす為のものですが、ここへ緩衝剤となるスポンジを入れてコーキング(隙間を埋める事です。ここではスポンジと橋の隙間を埋めるために)していきます。
伸縮金具を設置します。
穴をあける人、鉄筋をさす人、溶接する人が列になっています。無駄がないですね!
金具が溶接されました。
その上に伸縮金具を設置していきます。
 
この金具も真ん中がゴムのようになっていて(黒い部分です)衝撃を逃がすようになっています。
それを鉄筋と溶接して固定していきます。
 
新設部分には橋を作って搬入された時点で溶接用の鉄筋も埋め込まれているのですが、既設部分には鉄筋がありません。
 
そのため、既設部の橋に穴をあけて鉄筋をさしていきます。
それを溶接していきます。
真ん中の写真がその様子なのですが、先頭と2番目の人が穴をあけ→その後ろから鉄筋をさす人→一番後ろの人が溶接をしていっています。
列になって、無駄のない作業ですね!
 
無事に伸縮金具が固定されました。
まだ作業は途中ですが、長くなってきましたので続きは次回にします!
 
本日も無事故・無災害で作業を終える事ができました。
みなさま、ありがとうございました!
 
 
 
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