P8も始まっています!
2022-06-22
カテゴリ:【P8】
こんにちは
P3の施工が進むのと同時にP8の施工も始まっています
今回の工事では2か所それぞれの様子を、基本的には別記事で更新していこうと思っています。
なので、多少のタイム差は出るかと思いますがご了承ください
そしてP8はちょっと施工がしにくい場所になりますので、まずは施工箇所までのアクセス経路を作るところから始めたいと思います
※写真をクリックすると拡大します。
文字だけだとかなり難しいので、写真と図で説明しますね※上の2枚の写真図はあくまでイメージになります。
まず、橋脚の建設位置について。
写真の通り、建設位置の手前には水路が通っているんです
なので、水路の上に仮設の桟橋をかけるのが最初の工程です。※この橋が、重機などが乗り作業をする場所になります。
まずは、仮桟橋の脚(作業スペースとなる場所を支える柱・H鋼という鋼材を使います)を地面に打ち込んでいくんですが。。。
地盤が岩盤のため、打ち込みが出来ません←そこから
ということで、はい右上の図です。
鋼材を打ち込みたい箇所(16個の丸位置)に「ダウンザホールハンマー」です
この工法で、硬い地盤を砕いて穴を開け、開いた穴に砂を入れて補填します。
※ダウンザホールハンマーについては去年別の工事でも利用した工法になりますので、よければ
こうして穴の箇所だけ砂にしてやることで、柱が打ち込めるようになります
P3に比べると、本工事前の仮設工事にちょっと手間がかかりますね
では続いて実際の作業の様子をどうぞ
写真を一気に載せましたが
順番に見て行きましょう
まず、1枚目の写真がダウンザホールハンマーで使うハンマーです。長さは12m以上あり、打ち込んでいった時にどの深さまで入っているかが分かるように1mごとにマーキングがしてあります
1番手前の列から横に4か所、このハンマーを機械で打ち込みながら地中の岩盤を砕いていきます。空洞になった穴に砂を入れて置換え完了
砂になった所にはH鋼(H型の鋼材)もすんなりと打ち込めました(写真3枚目)
こうして、1列目の4か所にH鋼を打ち込んだら、その4本を支えとして横向きのH鋼(桁受・けたうけといいます)を設置します。
同じようにして、更に奥の2列目も
写真5枚目では、1列目で施工した桁受が手前にチラッと写っていますねそして、2列目の桁受設置まで完了したところが次の6枚目の写真です。
1列目と明らかに違うのは、地面からのぞいているH鋼の長さです
これは2列目、3列目は水路に向けて低くなっている面にH鋼を打ち込んでいるので、打ち込んだ地面の高さが1列目よりも低くなっているからなんです。
当たり前ですが、仮桟橋は水平に設置しますからね~
下の地面が凸凹していたら、橋の床板を水平にするためには支える柱の長さで調節しないといけませんよね
2列目の桁受が完了したら、1列目と2列目を渡すようにH鋼を設置。(写真7枚目。受桁・うけけたといいます)
※ややこしいですが、「桁受」と交差するように「受桁」を置きます。
最後、一番上に床板となる覆工板を並べたら1,2列目まで仮桟橋ができました!
写真8枚目の一番手前にその覆工板(床板)が写っているのが見えますでしょうか??3列目のダウンザホールハンマーを少しでも近くで施工するために2列目まで完成している覆工板の上で作業をしています。
そして、最後は水路の奥に3列目を同じ手順で桁受まで作り、その上に受桁と覆工板を並べて仮桟橋の完成です
※最後の写真、赤いラインより奥が桟橋部分です。
やっとこさ橋脚建設位置までの経路・作業スペースが確保できましたので次回は次の作業に進みたいと思います
本日も無事に、無事故・無災害で作業を終える事が出来ました。
ありがとうございました!