推進工事 続き。
2021-05-24
前回の続き。
まだまだ推進工事、施工中です
前回、リード管で進路を決めた後、仮設管とスクリューを押して、管路の泥を掻き出しました。
そして、最後に本管(埋設管)を押して、埋設完了です。
管路の泥は仮管を押し込む時に掻き出されていて、中は空洞になっていますので、綺麗な本管と入れ替えるだけです
管の接続はねじ込み式(ペットボトルの蓋を締めるのと同じ)で繋げるのですが、土の中で漏水があってはいけませんので、接着剤も使ってきっちりと接続します
そして到達立坑まで管が埋設出来たところを覗いてみると・・・(↑写真3枚目)
向こう側から光が漏れてる~
いや、当たり前なのですが。。。これで1スパンが完了した事になります!
ちなみに、今回の工事では推進工事は全部で4スパンありますので、これを4回繰り返します
ちなみに、立坑には
推進機を下ろして管を押して行く「発進」立坑と、
管が到着する側の「到達」立坑の2種類があります。
全ての立坑に推進機を下ろして一方向に管を押していくと、推進機の設置に毎回時間がかかり効率もわるくなりますので、一般的には発進立坑からは上流・下流どちらに向かっても管を押していき、到達立坑ではどちらからも管を受ける形をとります。
このパターンは両発進・両到達となって、一番効率が良いパターンです
もちろん、全てがこの限りではなく、1つの立坑で到達と発進をおこなう場合もありますよ
今回の現場においては上の写真と図にあるように、発進立坑では発進のみ、到達立坑では到達のみ、という形でした