立坑内のマンホール組立を完成させます!
2021-11-05
こんにちは。順調に施工も進み、残すところあと少しとなってきました。
本日は、推進工事のために開けた縦穴(立坑・たてこう)内に設置するマンホールの組み立てをしました
※の、うち最終工程の部分のみになります。
いつも立坑内に組立マンホールを設置する時には、マンホールの底からパーツを組み立てていき、道路上に見える鉄蓋までを一気に施工する事が多いのですが、今回はちょっと手順が違います
今日の施工より前の段階で、立坑内には既にマンホールの下パーツは組立が終わっています。
なので、今回はそこから先の工程を、複数個所のマンホールでまとめておこないました!
上の写真は「間詰め(まづめ)コンクリート」を施工中の状況です。
立坑の壁になっている鉄製の筒(ケーシングといいます)と、中で組立設置されているコンクリート製のマンホールの間には現状隙間があります。
その部分をこれまたコンクリートで固めていきます
すると写真3枚目のようになりました。
道路から少し下がった部分までがコンクリートで固められていますね。
これより上に残ったパーツと鉄蓋を組み立てていきます。
まず、立坑の壁となっているケーシングをガスで溶かして切断します。
これから埋め戻しをするこの深さは、上水道管をはじめ、色々な埋設物があったりと今後も掘り返す可能性が高いため、地中の障害物となりうるケーシングは撤去していきます※マンホールを組み立ててからだと切断が出来ませんので、最初に切っておきます。
それからマンホールの上部パーツを乗せ、組み立てていきます。最後に鉄蓋を乗せて組み立てればマンホールの組立は完成です※写真にはありませんが、この段階で切断したケーシングを引抜きました。
これで土を埋め戻して転圧。最後にアスファルト舗装で仮復旧をしました。
そのため、ケーシングとマンホールの隙間も狭く、間詰コンクリートの施工範囲も狭くなりますよね。
なので、コンクリート打設はコンクリート打設のみ、とまとめて行った方が効率も良くなるという事で、このように複数個所の間詰めコンクリートを続けておこない、その後上部のマンホールパーツを組み立てていく、という手順になりました
現場の状況に合わせて臨機応変に施工をしていく、とは正にこういう事なんですね
下水道本管の作業はこれで終了となりました
残すはちょこちょことした仕上げ作業になります。
本日の作業も無事に、無事故・無災害で終えることが出来ました。
みなさま、ありがとうございました。