洪水吐を作る②
2020-11-25
洪水吐の続きです
前回打設した部分の型枠を外す前に、この後作る予定の均しコンクリートを打設しました。
今回の工事で作る洪水吐は水路部分が長いので、今作っている部分から池に向かって、複数のパーツに分けて作ります。
コンクリートの硬化には時間もかかりますし、あっちをしたり、こっちをしたり、といった感じになりそうです
※写真をクリックすると拡大します。
均しコンクリートを打設している間に固まった前回の施工部分がコチラ↑↑(写真中)
間に挟んだ止水板もちゃんと真ん中に覗いていますね
左右にくるくると巻いている部分は、この後側壁(横壁)を作る時に同じようにして間に挟み込む予定です
鉄筋を見ていただいて分かる通り、側壁は高さがあります
う~~~ん、これはコンクリートの打設が難しそうな形だな~
そして型枠組立後がコチラ~↓↓
側壁の上側からコンクリートを流すため、側壁上部には足場も組みました!
打設には上の写真のようにコンクリート圧送車を使っています
ところで、先ほどこの側壁はコンクリートの打設が難しそうだと言いましたが・・・
それは何でだか分かりますか?
写真で分かる通り、この側壁は高さはあるけど幅は狭いですよね。
こういう形だとコンクリートを流すときに空気が入ったまま抜けにくくなるんです。=(イコール)隅までコンクリートが入らない(詰まらない)という事です。
コンクリート打設の時にはバイブレーターを使って振動で中の空気を抜く作業を行いますが、これだけ高さがあるとバイブレーターをかけるのも難しいですし一苦労です。
まずバイブレーターは横移動が出来ませんので、上から下まで下ろし、抜いて、また下ろし・・・という作業を一回一回繰り返す必要があります。しっかり空気を抜かないとコンクリートの強度も出ませんし、見た目以上に大変な作業なのです
でも型枠の隅々までコンクリートを流し込む為には、このバイブレーターが重要なんですよね~
きっちり隅までコンクリートが入っているのか。型枠を外してみないと分かりません
それはまた次回にしたいと思います。
本日も無事故・無災害で作業を終えることが出来ました。
皆様、ありがとうございました。