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薬液注入工!

2019-05-07
ゴールデンウィークの間、立坑の水中コンクリートは養生中でした。
まだ立坑の中は水でいっぱいです。
 
そして、今日からは薬液注入工事が始まりました!
 
実は今回の工事、当初は薬液注入工事は予定にありませんでした。
しかし、前回の立坑工事を進めていったところ・・・
 
土質は砂でサラサラしている。。。(ねっとりした粘土質とは違い水を通しやすい)
 
水を通しやすい砂質なので掘れば下から水は湧いてくる。。。(立坑を上からのぞいてみると池みたいになって底は見えませんでした)
 
地中がこの状態ではこの後の推進工事が施工困難です汗
というわけで、急遽「薬液注入工事」が追加されました。
 
で?
薬液注入工事って何??
って思いますよね。
 
ざっくりいうと言葉のまんま。薬液を注入するもので、
目的としては、地盤の強度や遮水性を高める工事です。
 
分かりやすく言うと、時間と共にゼリーのように固まる薬液を注入して、水が通る隙間を埋めて遮水しましょう、というものです。
 
細かいですが、「地中の水を固める」のではなく「地中にゼリーの壁を作る」感じですかね。
赤くマーキングしている位置に薬液を注入します。
管が高く突き出ています。ボーリング機でこれだけの深さを削孔していきます。
削孔が進んだので、上に出ている管が短くなりました。
管を徐々に抜きながら底から薬液を注入していきます。
この後の工程は、立坑に推進工事の機械を下ろして、ケーシング(立坑の壁)を切り、管を伸ばしながら横に掘り進めて行きます。
 
その際、薬液注入工事をしていなかったら、立坑の壁を切る時に水がどんどん溢れてきて工事が出来ませんよね。
 
なので、立坑から横穴が開く予定の箇所(坑口といいます)に薬液を注入します。
 
一つの坑口に対して3か所。
坑口が2つ開く予定だと3×2=6か所になります。
 
立坑は5か所、それ以外に既存のマンホールもありますから、薬液注入だけでも数日かかります。
2種類の薬。混ぜる前は液体です。
混ぜ合わせると数秒で固まりました。
使用する薬液は2種類で写真のように混ぜると固まるんです。
 
これを削孔した部分へ注入すると、地中で固まるというわけです。
 
これで、次の推進工事がスムーズに進むはずです!!
本日も無事故・無災害で終えることが出来ました。
みなさま、ありがとうございました!!
 
 
 
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