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試掘をしました。・・・あら??

2019-04-20
推進工事のイメージです。今回掘るのは右の穴くらい、人ひとり入れるくらいの大きさです。
今回の工事は、開削工事と推進工事という二つの工法で行っていきます。
 
ちなみに「開削工事」とは管を設置する部分のアスファルトを剥がし、ショベルカーで掘って、管を埋める工事、
「推進工事」とは、発進立坑(はっしんたてこう)と到達立坑(とうたつたてこう)という縦に開けた穴から横穴を掘って道路の下を掘り進む工事です。
 
今日の作業は推進工事で立坑を掘る場所の試掘です。
なぜ試掘を行うかというと、道路下の障害物の有無を確認するためです。
 
道路の下には、場所によって上水道管・ガス管・電気の線など様々なものが埋まっています。
 
新しい工事の際には、それらの障害物を考慮して支障のない部分へ構造物を構築する設計が立てられています。
そしてもちろん設計書へも、どの部分へ障害物があるのかの記載もされています。
 
が、図面通りにいかないのが自然を相手にする土木工事の「あるある」なんです汗
 
この部分には何も埋まってない(予定だ)からここへ立坑を掘りましょう、というのが図面に書かれている事です。
でも、もしそこへ障害物があったらどうでしょう・・・
 
上水道管が通っていたら。
電線が通っていたら。
 
もし工事の最中にこれらのライフラインを傷付けてしまったら、生活を快適にするためのはずの工事なのに、逆にご迷惑をお掛けしてしまう事になります。
 
立坑工事は、大きな機械で一気に進めていきますので、障害物があった時すぐ気付けないかもしれませんし、工事にも遅れが出てしまいますよね。
 
そこで、前もってショベルカーで試掘をしてみて、障害物の有無を確認するんです。
立坑を設置する部分全てで試掘を行います。
 
今回立坑を掘る部分は5か所です。
試掘は、アスファルトを剥し、土を掘って、問題なければまた土を戻します。
 
順調に作業を進めていましたが、最後の立坑部分を掘っていると・・・
コンクリートの障害物にあたりました汗
 
この部分はすぐ隣に用水路が流れています。
その用水路の構造物が、思ったより大きかった?ようですね。
 
なので、コンクリート構造物へ当たらないように1mくらい立坑を掘る位置をずらす事になりました。
これで、用水路を傷付ける事もなく、立坑工事はスムーズにいくと思います!
最後の1か所で障害物にあたってしまいました。皆で確認・・・
手前の黄色い丸蓋(覆工板といいます)は試掘を終えて土を戻した部分です。
障害物の大きさを確認しています。
本日も無事故・無災害で作業を終える事ができました。
みなさま、ありがとうございました!
 
次回は立坑を掘っていきます。ダイナミックな工事になりますよ~!!お楽しみに。
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