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樋管工をしていきます。

2019-02-26
前回、段切りや筈掘が完了しました。
その後、新たに池の中で作業する場所の地盤改良を行っていました。
 
そして、次に行うのは樋管(ひかん)工です。
 
さて。「樋管」とは何でしょう??
黄色の部分が樋管です。
 
池側堤体の斜面と、堤体の中をトンネルのように端から端まで設置されているのを樋管といいます。
 
これは、池の水を池の外へ誘導する管です。
農業用水に使われる池の水を、堤体の外にある田んぼなどに流すために使われます。
 
図の赤い丸が止水弁で、斜面に数か所設置されています。
池の水は表面の方が水温が高く、底にいくにつれて水温は低くなりますよね。
 
農業用水で使われる水は温度が高い方が好まれるらしく、水面に一番近い止水弁を開くことによって、水面付近の温度が高い水が樋管を通って外へ流れていく、という「しくみ」です。
 
すごくよく考えられていて面白いですよね~!!
 
斜面に設置されている樋管(斜樋しゃひ、といいます)は、段切り前に撤去しているのですが、今回の工事では底に埋められている樋管(底樋そこひ、といいます)も新しいものに作り替えますので、撤去していく必要があります。
赤丸部分の道路を切り崩していきます。
着工前の写真。赤丸の部分を今回掘ります。青丸は洪水吐がくる場所です。
KYK(危険予測活動)中。一日の作業での危険行動の確認をします。事故の無いよう、ご安全に!!
池の全体図から見る樋管工の位置は上の写真で赤丸の部分です。
段切りと段切りの間に道路が見えますか??
 
今、道路手前の部分まで池側から掘りましたので、これから道路を切り崩して掘っていきます。
 
そのため、しばらくの間ここの道路は通行止めとなります。
道路を通行される近隣住民の方等にはご不便・ご迷惑をおかけしますが、どうかよろしくお願いいたします。
 
毎朝おこなっているKY活動(危険予測)を今日も行って作業開始です。
工事期間中、毎日同じ現場での作業でも使う道具や、行う工程は日々違います。作業者全員で、今日の作業にはどのような危険が予測されるか想定し、事故にならないために何を気を付けなければいけないのか、事故を起こさないための行動を確認・共有します。
 
それでは今日もご安全に作業を進めていきましょう。
つづく・・・
 
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