堤体を掘削していきます。
2019-01-18
今日から、堤体の掘削を開始しました。
まずは、洪水吐(「こうずいばき・こうずいばけ」と読みます)という、コンクリート構造物を作る部分を掘削します。
※洪水吐については、また先の機会でお話しますね。
切り崩していく位置はどうやって決めるかといいますと・・・
丁張り(ちょうはり)というものを目印にしています。
左の写真の半分より右あたりに木の杭が打ってあるのが見えますでしょうか?
これが丁張りというものです。
下の図のように堤体があったとして(茶色の部分)、
青の点線で囲った部分だけ掘りたい場合。。。
例えば、点線の角度が垂直に1・水平に0.3という事は図面から分かっているので
1:0.3の角度になるように堤体の上に丁張りを作ります。(赤色のものです)
図では片側だけですが、反対側や堤体の内側・外側など数か所に丁張りはしていきます。
バックホウにのる作業員さんは、この丁張りを目印にして掘削をしていきます。
掘り下げる垂直の深さや、切った斜面の距離などは丁張りに記しているので、掘削をする作業員さんはある程度掘削をしたら斜面にメジャーをあてて確認しながら掘り進めていきます。
しばらくは掘削の作業が続きます。
現場はすでにあちこちに丁張りがたてられています。
切り崩していく角度は部分部分で違いますからね。
上部、真ん中の写真をよく覚えておいてくださいね。
今、この深さの池がどこまで掘られていくのでしょうか・・・
本日も無事故・無災害で作業を終える事ができました。
みなさま、ありがとうございました!