4ロッド目に突入!新しいアイテム登場~
2023-12-19
こんにちは
本日も前回の続きです。
4ロッド目のコンクリートを作るために、主筋(一番太い鉄筋)を圧接して繋げたところからです
※写真をクリックすると拡大します。
圧接後圧接箇所の検査を行います。(写真1,2枚目)
前回同様、1か所ずつ圧接箇所の膨らみ幅(縦横)やゆがみなどを測定しています。
その後、鉄筋を組み立てていつも通りの工程を進めていったら・・・
ここで新アイテム登場です(上の写真5枚目以降)
見た目は短い鉄筋のような感じですよね。
この部材は「フォームコネクター」といいます
実際に設置されたところが写真7,8枚目です。
そう、型枠パネルに付けられています。
フォームコネクター本体は鉄筋の隙間に刺さるように設置されていますね。
この後このままコンクリート打設をしますので、コンクリートの中に埋め込まれる事になります
埋め込まれたフォームコネクターの使い道は右のイラストの通りです
橋脚中央辺りの赤丸部分がフォームコネクターです。
橋脚本体は最後、点線の最上部を作るわけですが一番上が横に大きく広がっています。
その部分の型枠を組み、更に外側に足場を組む必要があるのですが、それらを行うスペースを作るためにH型鋼材を使って支保工架台(イラストの赤茶色部分)を仮設で組んでいきます。
この支保工架台は鋼製で10tダンプが乗るほどのがっちりとした仮設スペースとなります
なんですが、部材のH型鋼材は橋脚本体に固定するほか場所がありません。
この時出来上がった完成物である橋脚本体コンクリートに穴を開けてボルトを固定する事はもちろん出来ません!ので、「ボルトを固定するネジ穴の付いたコンクリート」を作ったのです。
フォームコネクターは見た目の通り鉄筋と同じ素材で、中央にネジ穴が開いています。
4ロッド目のコンクリートが完成すると、側面にネジ穴がついた橋脚が出来上がっているという事です
全ての施工が終わって、仮設の支保工架台を解体撤去した後は、穴のところはモルタルで埋めてフォームタイはコンクリートの中にキレイに隠れるようになります。
鉄筋が外に出ていたらサビなどからコンクリートの劣化に繋がってしまいますからキチンと埋め込みます