深礎杭のコンクリート打設(続き)。
2022-11-16
カテゴリ:【P8】
こんにちは
本日も引き続きP8をお伝えしてきます!
深礎杭のコンクリート打設は進んでいますが、前回最後にちょろっと書いた「深礎杭」と「橋脚」を鉄筋で繋げるっていう説明をまずしますね
※繋げるという表現は適切ではないかもしれませんが、誰にでも分かりやすいような言葉を選んでいます。
※写真をクリックすると拡大します。
上のイラストの通りなのですが、左のように深礎杭と橋脚をそれぞれで鉄筋を組んで作ると、真ん中の赤い点線部分を境に全く別々のコンクリートになってしまいますよね。
コンクリートは上からの圧縮にはとても強いのでこれでも構いませんが、横から曲げの力がかかった時に、赤い点線部分で折れやすくなってしまいます。
その他にも単純に橋脚の部分だけズレてしまったりとか。。。
(※もちろんとんでもなく大きな力がかかった時に、という意味です。)
それに対して、右のイラストの様に橋脚の鉄筋を下に伸ばして深礎杭のコンクリート内に埋めてやるとコンクリートが一体化し、強度が上がりますよね
単純に、積み木のように上に重ねるだけか、上下を結合するかの強度の違いです。
施工はもちろん右のイラストのように行います
ので、深礎杭コンクリートは橋脚の鉄筋を立てるところまで、まず施工しました。
前回施工したコンクリート打設は底から6m。
穴の深さが11mありますから、地上から測った残りの深さは5mです。(写真1枚目)
穴の約半分を1回のコンクリート打設でおこなった事になりますね
そしてここから橋脚本体の鉄筋を組み立てて、深礎杭のコンクリートの中に埋め込んでいきます。(写真2,3枚目)
この2回目のコンクリート打設は1.5mおこないました
残りの穴の深さは3.5mです。ここでまた橋脚本体の鉄筋を追加します。(写真4枚目)
設計で埋め込む深さが2段階になっています
写真5枚目で分かる通り、橋脚本体の鉄筋は地上より上まで伸びていますね。
そして深礎杭のコンクリート打設、3回目。一気に地上まで3.5mの打設を行いました
かな~り久々、キツネくんに登場してもらって写真の解説してもらいました(キツネくんファンの皆様、お待たせいたしました~)
ちょっと駆け足で進みましたが、時間をかけて掘った深礎杭はこれにて完了です
地中に埋め込まれた形で、型枠を組む事も外す事もないので余計早く感じるのかも
と、いう事で!
次回からは、P3と同じく橋脚本体を上へ上へと作っていきたいと思います
本日も無事に、無事故・無災害で作業を終える事が出来ました。
ありがとうございました!