鋼矢板の打ち込み開始しました!
2021-12-20
こんにちは
約3週間半ほどかけて、前回お伝えしたダウンザホールハンマーにて地中の土・石を砂に置き換える作業をしてきました
それが終わり、次は砂に置き換えた場所に鋼矢板を打ち込んでいきます
今回打ち込む鋼矢板は1枚9m程の長さがあります
※画像をクリックすると拡大します。
使用する鋼矢板は「ハット型」といって、その名の通り帽子(ハット)のような形をしています。
鋼矢板の種類にも色々あるんですが、U型の鋼矢板と比べて、このハット型は横に広がった形をしているので、同じ距離施工するのにも材料が少なくてすむメリットがあります。材料の枚数が少ないという事は、施工時間の短縮にもなりますよねっ
その反面、薄型で大判なので、繰り返しの利用には向かないというデメリットもあるんです
例えば掘削時の土留めに使うなど、仮設材としてはあまりオススメ出来ないという事ですね。(仮設材は工事が終わったら撤去してまた他の工事で使うのが基本のもので、工事の為の足場材などもそうですね。)
でも、今回の工事みたいに本設(打ち込んだら終わり、そのままその場所に設置する事)に使うのには、時間も短縮されるし、材料の数量も削減出来てメリットばかりなんです
以前施工した「川の護岸工事」でも使用しています
※詳細はコチラ▶(ちなみに川の護岸工事では仮設と本設で違う種類の鋼矢板を使っていますので、違いが良く分かると思います)
その鋼矢板をクレーンで吊って、圧入打ち込みをしていきます
地中は砂に置き換えていますので、サクサク打ち込んでいけます
鋼矢板を打ち込んだところが一番最後の写真になります。↑↑
地中に打ち込まれた鋼矢板の先端部分だけが地上に見えていますね。
6枚の鋼矢板が繋がって1枚の塀のようになっています。
この状態が地中9m弱のところまで埋まっています
設計では、この少し出ている鋼矢板に被せるようにしてコンクリートの壁を作るようになっているので、あえて少し地上に出た状態となってるんですよ
それでは、本日はここまでです
次回も引き続き鋼矢板の打ち込みをしていきたいと思いますっっ
本日も無事に無事故・無災害にて作業を終えることができました。
みなさま、ありがとうございました。