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張ブロックで法面の保護。

2021-12-10
こんにちは
気付けば12月になりました。随分と長く施工してきたこのため池工事ですが、完成がだんだんと近付いてきました

本日のブログは、前回お伝えした通り法面へ大型張ブロックを設置していきたいと思います
※写真をクリックすると拡大します。
砕石を敷き均して・・・
転圧して締固めます。
その上に張ブロックを並べて設置していきます。
ひたすら並べる。100枚以上。
ブロックを設置する前に、砕石を敷きます。
裏込め砕石といって、ブロックの背面の水抜きを良くするために施工しています。

この砕石がないと、堤体の土の上に直接ブロックを並べるようになりますよね。
堤体表面は透水性の高い土を使っているとはいえ、ブロックとの隙間の水はけが悪くなると、ブロックにかかる水圧が高くなったりしてしまいます
法面上の張ブロックを安定させるためにも裏込め砕石は必要なんですね

それが出来たら、張ブロックを並べていきます。
大型とは言え、この範囲に敷き詰めると100枚以上になりました
端はコンクリートで打設します。
こんな感じになりました。
ブロックの凹凸は転落防止です。
そして山際の時同様に、端の中途半端な隙間はコンクリートを打設して埋めていきます。

ちなみに、ところどころブロックに凹凸がついているのが見えるかと思いますが、これは転落防止の凹凸です。

今は池の水がありませんが、工事が完成して雨が溜まるとこの張ブロックの中間地点あたりまで水位が上がる事もあります。
もし、堤体の上から転倒する事があっても途中のこの凹凸に捕まったり出来ますし、また転落してしまっても凹凸を掴みながら上がる事が出来るようになっています

もし皆さんの身近にため池があれば気にして見てみてくださいね。古い提体は今でも土のまま、雑草が生い茂っているところもあるかと思いますが、近年維持修繕をしている堤体ではこのようなブロックの法面を見る事が出来ると思います

さて、2021年ももう少し。
年内のうちにどこまで施工が出来るでしょうか

本日も無事故・無災害で作業を終えることが出来ました。
皆様、ありがとうございました。
 
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