樋管工事、進んでいます!(ボリューム大です)
2019-04-16
前回の続きです!
今作業しているのは、樋管の中でも底樋(最後には堤体の中に埋まってしまう部分)です。
毎日順調に作業は進み、日ごとに風景も変化しています!!
そして、ここからの流れは
鉄筋を組む→型枠を組み→コンクリートを打設する→型枠を外す→完成
となるわけですが・・・
そもそも何故、鉄筋コンクリートなのでしょう??
樋管工事とは関係ないですが、ここで余談です。 建設豆知識です!
コンクリートは圧縮力に強い反面、引張力(引っ張る力)には弱いんです。
そして鉄(鉄筋)はその逆で、引張力に強く、圧縮力に弱いです。
この両者を組み合わせる事で、お互いの弱い部分を補い合って強度が高められるというわけなんです!!
さて鉄筋コンクリートの仕組みもわかったところで、工程のお話に戻りましょう。
真っ直ぐに接続された管の周りに鉄筋が組まれました!
きちんと設計通りの材料が使われているか、鉄筋の太さも確認します。
※写真はクリックすると拡大します。
その後、型枠を組んでコンクリートを打設します。
作業中の場所は池の底にあたる部分ですが、コンクリートを運んできたミキサー車は堤体の上に止まっています。
ここで、打設場所までコンクリートを運んでくれるのがポンプ車です!!
長~~~いホースや配管がついていて、油圧でコンクリートを運びます。
コンクリート打設と一緒に、試験ピースというものも作ります。
これは、使用したコンクリートの配合で規定の強度が出ているかを後々確認するためのものです。
小さな円柱型を3つ作り、それぞれ一週間後・四週間後に試験場で検査をします。
この試験ピースが検査で規定の強度が出なかったら、現場の構造物も壊して、再度作り直しとなります
また、後日試験の様子もお伝え出来るかな??
そして、現場では養生期間も過ぎ、樋管(底樋)の完成となりました~!!
ヒューム管の周りだけでなく、止水壁と先端の呑口部も一緒に打設しています。
どっちを正面というべきか。。。わかりやすく池の内部からを私が勝手に正面と呼んでいますが、それが右下の写真です。
管の先端部分に呑口がつきました。
池の水位が底まで下がったらここから水を吸い込みます。
そして、下段真ん中の写真が後ろから見たところです。
止水壁がエリマキトカゲのエリのように樋管の周りに出来上がりました。
止水壁は管の周り360°作られていますが、下から下から土を盛りながら作業をしている為、管より下の止水壁は既に土の中です。