●●● 記事一覧 ●●●
まずは、穴を開ける。
2020-12-22
いよいよ橋の切断作業が始まりました!!
と、いってもまずは穴開けをしています。
コアドリルという機械を使いますよ~
筒状の刃を高速で回転させながらコンクリートに穴をあけていくんです!
これ、何のための穴かと言いますと・・・
※写真をクリックすると拡大します。
目的は2つあって・・・
まず一つは、切断した橋をクレーンで吊るため、
そしてもう一つは、切断するワイヤーを通すためです。
橋の切断は横断方向(進行方向に対して横向き)だけでなく、縦断方向(進行方向に対して縦向き)にも行うんですが・・・
この長い橋を縦方向に端から端まで一気に切断はできません。
なので一定間隔ごとに穴をあけ、そこにワイヤーソーを通し、穴から穴を縦方向に切断していく、というわけです。
↓↓下の左図の様な感じで横断方向・縦断方向と赤い点線を切断するんです
(※縦断方向は2分割ではないのですが、割愛しています。)
図では橋桁部分しかありませんが、これに加えて橋桁と橋脚の境目も切断するので、水平方向にもワイヤーソーを入れていきます。
削孔は、ドリルに接続されたホースから水を出しながら穴を開けていきます。
水をかけることで、削れたコンクリートの粉塵が舞うのを防げたり、騒音対策や、摩擦熱対策といった効果もあるんですよ
しかーーーし、水を使うということは、削られたコンクリートと混ざった泥水がたくさん発生します。
写真でも分かる通り、橋の下には泥水が流れ落ちてきていますよね
そう、この泥水を下に漏らすことなく排水するための養生シートだったんですね~
足場の側面に集めた泥水をポンプで吸い上げ、仮桟橋に設置されたタンクへ送ります。(上写真、右2枚)
穴の数もたくさんあったので、削孔作業で数日かかりました
次は切断作業をしていきますよ~
本日も無事故・無災害で作業を終えることが出来ました。
皆様、ありがとうございました。