掘削の次は・・・
2020-10-20
前回、山の麓(ふもと)に予定より硬い岩が出てしまい、急遽使用機械を変更しての掘削を行いました。
そして、掘削完了後がコチラです
※写真をクリックすると拡大します。
底の幅、約7m大きな穴が掘れました。
ここには何が出来るかというと・・・
池の水を、この先の用水路へと流すための洪水吐(こうずいばけ)という構造物が出来ます。
と、いってもこの辺りに出来るものは見た目には「大きな水路」といった形のものになるんですけどね
写真でも分かるとおり湧水が多く、かなりの水が沸いてきますので、ポンプで水抜きをしながらの作業になります。
ここへ、型枠を組んでコンクリートを打設していきますよ
今回打設したコンクリートは「均しコンクリート」という、構造物の土台となる部分です。
硬いマットを下に敷くイメージで、厚さ5cmです。
平坦になるように、手作業でコンクリートが固まる前に均していきます
右上の写真が打設後の状態です
写真奥から池の水が流れてくるように、この上に構造物を作ります
鉄筋・型枠を組んで作るわけですが、池からの距離もあり、大きな構造物になりそうなので出来上がりが今から楽しみですワクワク
それと順番が前後しますが、上の写真左半分。
何をしているか分かりますか??
コンクリート打設前に測量器を使って岩盤の位置確認をしました。
そうです!これは岩の掘削前にも行った作業です覚えていますか??
何故また同じような事をしているかと言いますと・・・
掘削した岩の量を出すためなんですね~
掘削前と比べて、高さがどのくらい下がっているかなどなど、位置確認をして、どれだけの岩を掘削したかを計算します。
そして右半分の写真は、均しコンクリートの型枠を外したところです。
出来形確認といって、設計通りの大きさで作られているかを細かく確認していきます。
どちらも発注者である岡山県の担当者さん立会いのもと行いました