マンホールを、埋めるよ!
2019-05-24
前回、工事に変更が生じました!とお伝えしました。
推進工事で管を埋める予定にしていた地中の状態が悪く、薬液注入工事の追加が決まったという事なんですが・・・。
段取りが変わってしまうので、準備にも少し時間がかかります。
その間にもう一つの施工方法である開削工事もスタートしました~!
昨日今日はマンホールを埋める作業をしていました。
※写真をクリックすると拡大します。
写真を一気に載せましたが・・・
作業の流れは写真の通りです。笑
道路のアスファルトをはがし、マンホールを埋める箇所をバックホウで掘り返します。
マンホールの深さは場所によって様々ですが、今回の現場では2m~4mほどの深さがあります。
それだけの穴を掘れば、周りの土が崩れてくる危険がありますよね。
そこで、作業中は矢板という板を挿して穴の周りに壁を作ります。
これを土留(どどめ)といいます。←言葉は聞いた事がある、という方もおられますか??
こうして安全な作業スペースが確保されたら、穴の底に砕石を敷いて基礎を固めます。
そこにマンホールを下ろしていきますよ!!
マンホールは工場で作られたものを設置します。深い穴に設置するマンホールは高さがあるので分割されて現場に届くんです。それを積み木の様に重ねてつなげていきます!
最後に、皆さんが普段目にしている蓋の部分をつけて設置完了です!!
マンホールってこうして作られているんですね~。
下段左の写真のマンホールを見ていただくと、横穴がついているのがわかりますか??
ここに下水管が接続されます。
下水道管は自然流下で、処理場に向かってゆるやかな傾斜になって埋設されています。
その間、一定距離ごとにマンホールを設置し、後々のメンテナンスの際にはここから地中へ降りて管理をしている、というわけです。
さて、設置が終わったので、道路の埋め戻しをしていきますよ~!
埋め戻しは何層にも分けて行います。
なぜなら道路の下の構造は、路面から1mまでは1層が20cm未満、それより下は1層が30cm未満ごとに埋戻し、転圧する決まりがあるからです。
少し土をいれては1層転圧。転圧で土が締め固まったら次の層。。。と、繰り返していきます。
その途中で土留の必要がない高さまで土が埋め戻されたら周りの矢板を抜きます。
埋め戻しの作業で転圧が不十分だと、道路の上を車両などが通り振動がかかり続けた時に、地盤沈下の原因になってしまうんです
だから手間がかかっても、少しずつの埋め戻しは必要な作業なんですよね。
埋め戻しが終わったら、砕石とアスファルトを敷いて完了です!!
このアスファルトは仮復旧といって、仮の舗装です。
今回の工事の最後で、施工した範囲は全部舗装をし直して道路は綺麗になる予定です。←これが本復旧といいます。
作業の土汚れで道路が真っ白になってしまいましたので、きれいに洗い流して本日の作業は終了です~!!
実は、今日の作業ではマンホールを2か所に設置して、2つのマンホール間に下水管も埋設しました
が。管の埋設状況はまた次回以降でお伝えしますね!!
そちらもまたお楽しみに
本日も無事故・無災害で終えることが出来ました。
みなさま、ありがとうございました!!