橋本体の工事へ戻ります
2019-01-24
しばらくお休みしていた橋本体の工事を、今日から再開します。
前回までで橋が増設され、ガードレールも出来上がっていましたので、だんだんと完成に向かっての工事になります。
そして今日は、何をするかと言いますと・・・
橋の防水工事です。
今後、この上にアスファルト舗装をするのですが、アスファルトは不透水ではありません。(雨がしみるという事ですね。)
雨がアスファルトを通って橋のコンクリートへ浸み込んでくると、劣化が進んでしまうので
それを防ぐために防水工事を行います。
今回の設計では、新設部分はシートによる防水・既設部分は塗膜防水となっています。
なので、まず新設部分へ接着剤となる材料を塗ります。アスファルト系なので色も黒いです。
その上に防水シートを敷いていきます。
角には更に防水効果を上げるためにメッシュのシートを敷き、接着剤で止めていきます。
続いて、既設部分の防水処理をしていきます。
既設部分は、すでに防水加工が最初からされているため、今回は塗膜系の防水材料を塗っていく作業になります。
新設部分と同じく、接着剤となる材料を塗り、その上から塗膜系防水剤を塗ります。
この材料は冷えると固まるので、一人作業員さんが熱い液体を橋に流していき、もう一人の作業員さんが素早く塗り広げていきます。
この日は気温が低く、雪が舞うほど寒かったため、橋に材料を流す度に湯気がたっていました
その後、塗膜防水と同じ効果のシールをガードレール足元のコンクリートに貼っていきます。
このシールは熱で溶けるので、この後のアスファルト舗装の際に
アスファルトの熱で溶け、舗装とコンクリートの間をしっかりと埋めてくれて防水効果をあげてくれます。
最後に、アスファルトから浸み込んできた水を、数か所に設けられた排水口へ誘導する管を取り付けて完了です。
これを導水管というのですが、実際は「管(かん・くだ)」ではありません。
ネットで管(かん・くだ)について調べたところ、、、
「内部がからの筒状のもの」とありました。
拡大写真がわかりやすいかと思いますが、実際の形状はバネのようになっています。
ここを伝って水が排水口へと誘導される仕組みになっています。
防水工事ではシートや液体、テープなど数多くの材料を使い、
念入りに防水をしてきましたが、どれも黒く似たような色なので、写真では地味に写ってしまいました
見えない部分でもこれだけの作業がおこなわれているんですね!!
次回はアスファルト舗装をしていきます。
本日も無事故・無災害で作業を終える事ができました。
みなさま、ありがとうございました!