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立坑の中にマンホールを設置します!

2021-06-30
こんにちは
開削工事によるサービス管の埋設も完了しましたので、続いてマンホールの設置を行いました

ちなみに、土木用語ではマンホールの事を「人孔(じんこう)」と呼びます。
ブログ内でも人孔という言葉を使って説明していきますね

そもそも、人孔(マンホール)は何のために作るのでしょうか??
webで検索してみると、
人孔(じんこう)=マンホールのこと。地下の下水道、埋設された電気・通信ケーブルなどの管理(点検・修理や清掃、排気など)を目的として作業員が地上から出入りできるように地面にあけられた縦孔(たてあな)。
と、ありました。

そう、下水道管の点検・修理、掃除のための縦穴なのです。
今回の現場では推進工事により、地上から4m程の深さに下水道管が埋設されていますので、推進工事に使った立坑の中に人孔を設置していく形になります

ちなみに、下水道本管が開削工事で埋められている場合は立坑がありませんので、人孔も開削で穴を掘って設置していくようになりますよ。※今回の現場ではありませんが

立坑の底の高さを調整しています。
パーツごとに人孔を下ろします。
立坑の中で組み立てていきます。
管が接続する部分には穴が開いています。
先に埋められた管と穴の位置もぴったり!
漏水しないように隙間を埋めます。
まず、人孔を設置する前に立坑の底の高さをコンクリートで調整します。
推進工事の機械を設置するために、立坑自体少し深めに作られていたりしますので、調整コンクリートで設計通りの高さに合わせるところからになります。

底面の調整の後、パーツわけされた人孔を順番に下ろしていき、立坑の中で組み立てていきます

人孔のパーツに所々開けられた穴が下水管と接続する部分になりますよ
今回の現場では、立坑底に下水道本管が、中間あたりにサービス管があるので、人孔と接続する管がたくさんあります

立坑と人孔の隙間をコンクリートで固めました。
コンクリートより上は土で埋め戻し、ケーシングも撤去します。
ケーシングを撤去するために切断しました。
人孔も最上部まで組立完了!
土での埋め戻し完了です。
アスファルト舗装で復旧完了~!
そして、地上から約1mくらいのところまできたら・・・
立坑と人孔(マンホール)の隙間をコンクリートで固めます※間詰め(まづめ)コンクリートといいます~。間を詰めているから「間詰め」ですねたしかに。。。

ちなみに残り約1mは、開削と同じく土で埋め戻しをします。
どうして上までコンクリートで固めず、浅い部分は土で埋め戻しをするのかと言いますと・・・

他の埋設物が埋まっている(これから埋まる事もある)からなのです
上水道管は道路から80cm~120cm程の深さに通っている事が多いですし、今後電気や電話などの色々な線が埋まるかもしれません。

それに舗装が劣化して維持工事をする事になった時、地面の高さを調節するのに土の出し入れが必要になるかもしれませんよね。

こうした理由から道路を掘り返す可能性の高い部分は土で埋め戻しをするんですね
同じ理由から立坑の壁となっているケーシングも、土で埋め戻しをする部分は切断して撤去しました

これで人孔(マンホール)の設置が完了です
1.5m~2mの幅の縦穴が開いて、覆工板で蓋をしていたところに人孔が設置され、道路上には見慣れたマンホールの鉄蓋だけが見えている状態になりました

本日の作業も無事、無事故・無災害で終えることが出来ました。
みなさま、ありがとうございました!!
 
 
 
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