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まずは、穴を開ける。

2020-12-22
いよいよ橋の切断作業が始まりました!!

と、いってもまずは穴開けをしています。
コアドリルという機械を使いますよ~  

筒状の刃を高速で回転させながらコンクリートに穴をあけていくんです!

これ、何のための穴かと言いますと・・・

※写真をクリックすると拡大します。
赤丸の部分を削孔してます。
削孔部分から削りかすがたくさん出ます。
下まで貫通しました。
取り除いたコンクリート片がこちら。
目的は2つあって・・・
まず一つは、切断した橋をクレーンで吊るため、
そしてもう一つは、切断するワイヤーを通すためです。

橋の切断は横断方向(進行方向に対して横向き)だけでなく、縦断方向(進行方向に対して縦向き)にも行うんですが・・・

この長い橋を縦方向に端から端まで一気に切断はできません。
なので一定間隔ごとに穴をあけ、そこにワイヤーソーを通し、穴から穴を縦方向に切断していく、というわけです。

↓↓下の左図の様な感じで横断方向・縦断方向と赤い点線を切断するんです  
(※縦断方向は2分割ではないのですが、割愛しています。)

図では橋桁部分しかありませんが、これに加えて橋桁と橋脚の境目も切断するので、水平方向にもワイヤーソーを入れていきます。
図にするとこんな感じ。
削孔で出た泥水が橋の下に流れています。
隅に溜まった泥水をポンプで吸い上げます。
仮桟橋に置いたタンクへ排水。
削孔は、ドリルに接続されたホースから水を出しながら穴を開けていきます。

水をかけることで、削れたコンクリートの粉塵が舞うのを防げたり、騒音対策や、摩擦熱対策といった効果もあるんですよ  
しかーーーし、水を使うということは、削られたコンクリートと混ざった泥水がたくさん発生します。
写真でも分かる通り、橋の下には泥水が流れ落ちてきていますよね  

そう、この泥水を下に漏らすことなく排水するための養生シートだったんですね~  
足場の側面に集めた泥水をポンプで吸い上げ、仮桟橋に設置されたタンクへ送ります。(上写真、右2枚)

穴の数もたくさんあったので、削孔作業で数日かかりました    
次は切断作業をしていきますよ~     
 
本日も無事故・無災害で作業を終えることが出来ました。
 皆様、ありがとうございました。
 
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