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堤体の盛土を進めます!

2021-04-16
↑赤色部分の盛土をします。
前回までは取水施設と洪水吐で、しばらくコンクリート構造物の製作が続いていましたが。
久しぶりに提体の盛土を再開します
施工部分は、写真で赤色をつけたL字部分です。

L字部の左に見えているコンクリートが「取水施設」。
その中でもここは「底樋(そこひ)」といって、堤体の中に埋まるものです。
この底樋が完成しましたので、盛土を進めて底樋を埋めていきます

は、果てしない・・・

※写真をクリックすると拡大します。
盛土前は底樋の周りには土が全くありませんね。
1層目が始まりました。1層25㎝ずつの地道な作業です。
転圧範囲がとても広いです。
上の写真1枚目が盛土スタート前の状態です。
底樋全体が見えていて、周りにも土がありませんね。

盛土は1層20cm~25cmずつ(土の種類によって層の厚さが変わります)の厚みで土を敷きならし、転圧をしていきます。

それを底樋が隠れるまで、いやいや最終的には残っている堤体のてっぺん高さまで、繰り返し積み上げていくのです

また、使用する土にも種類があったり、同じ高さなのに場所によって層の階層が違ったりするので、盛土する部分全面に一度に土を敷いて一気に転圧!という事が出来ません。だから余計に時間がかかるのです
※土の種類が色々ある話はコチラの記事で詳しく書いています。

土の色の濃い部分が転圧をしたところです。
堤体と底樋の間は7m近くの幅があります。
池側と接する面も盛土幅は同じく7m程あります。
少しずつ土が盛られて地盤が高くなってきました。
1m盛るごとに密度試験を行います。
底樋がほぼ隠れる高さまできました!
最初のドローン写真で色付けしたように、現在盛土をしている範囲はL字状になっているのですが、盛土を行う施工幅はどちらも7m程あります。 

ドローン写真で見るとわかりにくいですが、現場で施工中の写真(↑直前の6枚)を見るとかなり広い幅なのがわかりますね
種類の違う土の境目がきっちりとわかるように、底樋の壁にマーキングをして可視化しています。(写真1枚目↑) 

盛土施工では、途中途中で密度試験と透水試験といって、土がきちんと締め固められているか、水が浸透する量は設計範囲内になっているかを調べる必要があるのですが (※現場試験についてはコチラの記事でどうぞ)それらの試験も間に行っていますよ
底樋が隠れる高さまできました。引き続きもう少し盛土します。
盛土再開から数日。
ひたすらに土入れと転圧を繰り返して、段々と地盤高も高くなり、いよいよ底樋が土に隠れそうなところまできました!

見上げるほどの高さだった底樋が土の下に埋まり、地盤が高くなったので、なんだか見晴らしも良くなりましたね~
といっても、全体からするとまだまだ半分にも到達しておりませんが

でも盛土が進むと現場の景色も一気に変わるので、工事が進んでいるのがよくわかるんです
一定期間ごとに試験で作業が止まるので、ゆっくりにはなりますが、もう少し盛土作業が続きそうです

本日も無事故・無災害で作業を終えることが出来ました。
皆様、ありがとうございました。
 
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