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池の中での工事スタートです。

2019-01-15
地盤改良する範囲をブロック分けしました。
4ブロックありますので、セメントも4袋です。
油圧ショベルで撹拌(かくはん/混ぜる)していきます。
今日から池の中に入っての作業がスタートです。
 
まずは、地盤改良をしました。
写真で一面ブロックが貼られた堤体が確認できますでしょうか?
 
これは1期目の工事で整備された堤体の下部分です。
前の工事から少し期間が空いたため、土が泥になって溜まってしまっています。
 
今回の工事が完成する時、池の底部分はこの溜まった泥より下になる予定です。
なので、この土(泥)も掘って取り除かないといけないのですが、状態が悪く重機が入れません。
 
そこで、セメントを混ぜて地盤改良をして、土を固めていきます。
その為に、まず地盤改良する範囲をブロック割りしました。
 
地盤を必要な硬さにするには、これだけのセメントを入れないといけない、という量が決まっています。
では、この広さにどれだけ必要なのか?
 
地盤改良の必要な深さ(掘り返す深さ)も決まっていますから
縦×横の範囲をブロック割りして、体積を求め必要セメント数を混ぜ合わせます。
1ブロックに1つセメントを混ぜますので、セメントの袋も4つありますね。
 
油圧ショベルで撹拌(かくはん/混ぜる事)すると時間と共に土も硬くなります。
これで、重機が乗れる硬さの強度になり、作業が可能になりました。
 
最終的にはここの土も取り除いていきます。
表土の剥ぎとりをしています。
剥ぎとった厚さが30cmある事の確認です。
向こう一面まで剥がれました。
続いて行っていくのは、表土の剥ぎとりです。
 
この工事では池の堤体部分を一部切り崩して、
新しく強い土などを使って堤体を作り直します。
 
土を盛って堤体を作り直す時に、掘った土の一部は再利用します。でも、表土の部分は草も生えていて、堤体に再利用はできません。
草が混ざった土を堤体に使ってしまうと、草が土に返った時に堤体の体積が減って、沈下や水漏れの原因になりますよね。
 
なので、まず表面から30cmの土は剥ぎとって残土として捨てられます。
表土がなくなるだけで随分とすっきりした印象になりますね。
最後に、撤去する予定のコンクリート構造物の寸法確認です。
 
これは、樋管(ひかん)といって河川や池に取り付けられている取水(排水)装置です。
 
写真で見えるのは表面部分で、堤体の中にも裏側へ続くトンネルのように埋まっていて、そこを池の水が通って池の外へ水を流しています。
 
堤体を作り直すにあたって、樋管も新しいものに作り替えます。
古いものは撤去するのですが、コンクリートの撤去物は産業廃棄物になりますので、寸法を測り廃棄物の量を計算します。
 
このような写真も工事写真として提出しますので、廃棄物がどのくらいあったか、なども虚偽の処理をしていないという証明になります。
 
作業量の多い1日でしたので、最初からかなりのボリュームになってしまいました・・・汗
 
本日も無事故・無災害で作業を終える事ができました。
みなさま、ありがとうございました!
 
 
 
 
 
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