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下水道のしくみ・・・と、舗装切断。

2019-04-15
西大寺浜の下水道工事、スタートしました。
 
道路を掘って管を埋める作業としては上水道工事と同じです。
でも、下水道工事と上水道工事には違いがあり、施工方法も上水道工事とは当たり前ですが、違います。
 
下水道は自然流下といって、管の中を流れる汚水は坂を下るように流れています。
なので、下水管は最下流にある処理施設へ向かって緩やかな傾斜がつけられて埋められています。
 
そのため、管を埋める深さも路面から〇m下の位置、という考えではなく、高さの基準となる標高〇m(処理場から〇m上)の位置という考え方になります。
 
では、それはどうやって測るでしょう?
道路には国が測量した基準点があります。(ここは標高〇mですよ、と定められたポイントのことです)
それを元に受注の際の設計書には、道路の高さが書かれています。
 
Aのポイントは基準から〇cm高い、Bのポイントは基準から〇cm低い、というように。
それを逆算して、管を埋めたい位置までは道路から何m下だからこれだけ掘りましょう、という考え方になります。
 
言葉だと分かりにくいと思うので、簡単な図にしてみました。↓↓
下流へある処理場へ向かって管は傾斜をつけて埋設します。
道路の下の高さは測れないので、路面の標高を測って掘る深さを逆算します。
でも、設計書に書かれているポイントの高さが実際とずれていたら・・・
本当に埋めたい位置に管が設置されませんよね。
 
そこで工事に入る前の作業として、設計書と実際の高さが合っているのかどうか、測量を行います。
実際の高さが設計書とずれていた場合、
管を埋める深さは決まっていますので、掘り下げる深さが変更になってきます。
 
設計より深く掘る事が必要になれば、排出される土の量も増えますし、埋め戻しに必要な土の量も増えます。
この部分がまず上水道工事との違いです。
 
こういった理由から、まずは施工範囲の測量を行いました。
その後、施工範囲の舗装をカッターで切断していきました。
 
これからどんな工事が始まるのか楽しみですね!!
 
本日も無事故・無災害で作業を終える事ができました。
みなさま、ありがとうございました!
墨出しで引かれたラインに沿ってカッターを入れていきます。
マンホールを設置する部分は丸に近い8角形に切ります。
個人宅への引き込みもありますので、ラインも枝分かれしていますね。
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