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引き続き掘削しています。

2019-02-02
段切をしています。
同じに見えると思いますが、これは敷掘掘削をしています。
写真後方にショベルカーが作業している部分も全部掘削していきます。
引き続き堤体の掘削作業が続いています。
 
写真で分かりづらいかもしれませんが、堤体の掘削は段切といって階段状にしていきます。
 
どの写真を見てもあちこちに丁張りがしてあるのが分かりますか?
 
ショベルカーのオペレーターさんはこの丁張りを頼りに掘削をしていると以前お話しましたが、段切りのような複雑な形も器用に掘削していきます。
 
この段切りは今まだ4段目くらいまでですが、最終的には8段くらいまで掘っていきます。
 
まだ半分。。。
あと4段分くらいは下がるということです。
今作業をしている部分の土も全部運び出すということになりますね。
 
2枚目の写真、ショベルカーが作業している部分は以前、地盤改良でセメントを混ぜて強度を上げた部分です。
 
施工前はここが池の底にあたりました。(この部分の掘削は敷掘りといいます。)土が水を多く含んでいましたので重機が乗れる状態ではなかったです。
 
でも、1段目から段切りの掘削をする為にここに重機が入らなければならなく、改良をしたんですね。
また、この部分を掘削していく段階になって、土がドロドロだと運び出し出来ませんので、そのためにも改良の必要な部分でした。
敷掘(池の底部分)を掘って→
段切りをして→
繰り返しながら下がっていきます。
その後も敷掘→段切りを繰り返し。。。
 
段々と深くまで掘れてきました!!
 
ところで、どうして堤体の斜面(法面)は段切りしていると思いますか??
 
工事の手順としては、掘って終わりではありません。
掘削が完了したら、この段切りの上に今度は新しい土を入れて堤体を作り直します。
完成形の堤体の斜面はもちろん斜めにまっすぐで階段状にはなりません。
 
では、どうしてわざわざ段々に切るのか・・・
 
答えは、堤体の強度を上げるためです。
元あった堤体の上に新しい土を入れた時、段切りではなく斜面の上に土を乗せて斜面を作ると、古い面と新しい面の境目で土が滑りやすくなります。
 
山の斜面に降り積もった雪が雪崩をおこすのと同じ感じです。
 
新しい土を乗せる部分が斜面ではなく、段々になっていることで境目で滑るのを防ぐ効果があるのです。
 
      
 
この図でなんとなく、イメージわくでしょうか??
 
だいぶ掘削も進んだ感じがしますが、まだまだ掘っていかないといけないので、もうしばらくは同じような作業が続きそうです。。。
 
本日も無事故・無災害で作業を終える事ができました。
みなさま、ありがとうございました!
 
 
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