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宅ます設置のために・・・

2021-06-18
水路の上に管を通すために壁に穴を開けています。
道路側の擁壁にも。
こんにちは。
日々、工事は順調に進んでいます
開削工事と推進工事を並行で行いながら、管の埋設が進められています。

さてさて、本日は各ご家庭から本管へと繋がる管のお話です。

公共下水道工事で施工する内容は、下水道本管を道路の下に埋設する事と、各ご家庭からの汚水を本管まで流す「取り付け管」という管を埋設する事です

取り付け管は本管から分岐し、各ご家庭の敷地内・道路から約1m入ったあたりまで伸ばされます。
(汚水の流れでいうと逆で、ご家庭から出た汚水が取り付け管を通り、本管へ合流するといった形ですね。)

写真のように私有地と道路の間に水路がある場合、一般的には水路の下をくぐる様に管を通す事が多いです。(水路の下は土なので、地中に埋める事ができるため。)
そして、今回の計画でも水路下を通す予定でした。

しかーし、この深さの宅ますを設置しようとしたところ、地中が硬く宅ます設置が困難だったため、急遽所有者の方と相談し、擁壁に穴を開けて水路の上に管を通す事となりました

私有地の擁壁(地面の高さは化粧ブロック辺りになりますので、穴の向こうは地中になります)と、道路側(水路の横壁)に穴を開け、その中に管を通していきます

地中の状態などについては目視できる場所ではないので、施工可能という前提で工事計画がされていますが、このように施工中に壁にぶつかるというのは土木ではよくある事です。

計画通りに事が進まないのが悪い事ではなく、大事なのは冷静に多方面から考慮しての代替案で対応していく力なんですね~

本日の作業も無事に、無事故・無災害で終えることが出来ました。
みなさま、ありがとうございました。



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